サッカー

トレーニング⑦

このトレーニングでは、前回のビルドアップの一つ前の段階を練習します。
つまり、自陣ゴールのあるゾーンから真ん中のゾーンへのGKを含めた前進のトレーニングです。

今回、3パターンを紹介しますので、チームの状況に照らし合わして見ていただければと思います。

概要

今回は1−4−3−3を想定して、GKを含めた前進、ビルドアップのトレーニングをします。また、今回もポジショナルプレー(ボールを保持しながら前進する)チームを想定ます。

前回もお話ししましたが、ボールを保持しながら、前進する場合、ピッチ全体を使って前進することが重要です。ただ、今回と前回で違うことは、プレーするゾーンです。
今回の場合、ボールを持つゾーンが自陣ゴールにより近いです。
この時、重要になることが、少ないタッチでシンプルにプレーすることです。
複雑なプレーをして、自陣ゴール近くでリスクを冒すことは、チームとして認めるべきではありません。

今回紹介する3つのパターン(A、B、C)のうち、最後のパターンCはダイレクトプレーの一種です。サッカーでは、さまざまな理由からボールを保持しながら前進することが困難な場合があります。例として、2つ挙げます。
例えば、相手チームが格上の場合、明らかに個々のレベルが違います。そんな相手に対して、ボールを保持しながら前進することは困難です。
もう一つの例は、自チームの選手の調子が悪い、あるいは相手チームの調子がものすごく良いと言った場合です。できれば起きてほしくないことではありますが、必ずこうはならないと言った保証はありません。そんな時、「もう、お手上げだ!」では困るのです。それでも、チームを導かなくてはなりません。そんな時に解決策をチームとして解決策を持っているか、いないかは非常に重要です。

パターンの説明

パターンA
ここでは、GK含めてビルドアップする場面で、アンカーの選手に対してプレッシャーがかかっている状況を想定します。
チームの目的としては、相手をサイドへ引き付け、反対サイドへボールを運ぶことです。
GKからセンターバック、サイドバックとボールを繋ぎます。アンカーの選手へボールを出し、その時プレッシャーがあり、前を向けません。ここで、GKへ戻します。
ここがポイントです。
プレッシャーがかかっている状況でターンを試みてリスクを冒すことは好ましくありません。先ほど説明した通り、シンプルにプレーしましょう。(例外はもちろんある。)
そして、GKは素早く反対サイドのセンターバックにパス、そこからボールを受けに来たトップ下の選手へパスを通す。もちろんこの時、中央へのパスに対してプレッシャーがっかかる。なので、シンプルにサイドバックへ。トップ下のいたスペースにウイングの選手がボールを受けに下がる。それによって空いたスペースにフォワードのセンスが走る。
と言ったビルドアップです。

パターンB
次はパターンAの状況で、アンカーがターンできる場合です。
ここでも目的は、反対サイドへボールを素早く運ぶことです。
なので、ターンして近くにいるトップ下の選手とプレー、トップ下の選手はタッチライン付近にいるウイングの選手へパス。ウイングの選手は中央へドリブルし、外のスペースへフォワードの選手がランニング、そこへパスを出します。

パターンC
今度は、GKから始まり、サイドバックにボールが渡ったときに中央へのパスコースを見つけられなかった時です。サイドバックがボールを受けた時、ウイングの選手はボールを受けに少し下がります。その時、ウイングの選手の背後に生まれたスペースへ同サイドのトップ下の選手がランニングし、サイドバックはそこへロングパスを出します。
これが概要で説明したボール保持が困難な場合の解決策の一つです。
なぜこのプレーを選択するかと言うと、自陣ゴール近くではリスクを犯さず、シンプルにプレーすることが重要だからです。

ミックス
全てのパターンもしくはA、Bを終えた時に、今度は選手たちにパターンを選んでプレーしてもらいましょう。
この時、重要なことはコミュニケーションです。
アンカーの選手がフリーなのか、そうではないのかを周りの選手、特にボールを出す選手が情報を伝えましょう。(「ターン!」なのか「はたけ!」なのか、声に出して伝えること。)
また、中央へのパスコースがあるのか、ないのかを伝えましょう。
全てのパターンに対応するために、パターンAからパターンB、パターンCの動きも行いましょう。(例えば、ボールサイドのトップ下のスペースへのランニング)
そして、味方選手の判断によって、動き直しを繰り返しましょう。

ABOUT ME
shinjihoribe
1996年静岡県生まれ。 スペイン語、ダイエット、サッカーに励むごくごく普通の男。