サッカー留学の増加
近年、ヨーロッパを中心に日本国外で活躍するプロサッカー選手が増えてきました。
それに続くような形で、「サッカー留学」という名目でサッカー選手として海外へ挑戦するアマチュア選手も増えてきました。
そんな中でも人気が高いのが、スペインです。
新型コロナウイルスの影響もあり、一時期低迷していたサッカー留学ですが、今では高校卒業後からだけではなく、小学生、中学生のうちから、短期さらには1シーズンに渡る長期留学をする人もいます。
これは、昔から「育成」に定評のあるスペインならではないかと思います。
そして、年齢に関係なく、スペインに来るサッカー選手の多くが「プロサッカー選手」になることを目指して留学します。
現状
しかし、小中学生に関しては、公式戦への参加は認められずスペイン現地での練習参加に留まる人がほとんどです。また、高校生以上に関しても練習参加に留まる選手が多くいます。
その大きな理由の一つは、FIFA (国際サッカー連盟)が定める18歳未満における国際移籍のルールにあります。
サッカー留学する目的は、プロサッカー選手、自身の成長ためなどと違いはありますが、日本、スペインに限らず公式戦の経験のない選手がサッカー選手として大成することはとても難しくなります。なぜなら公式戦の記録は、選手をスカウトする際に一つの指標となるからです。
また、選手の立場から見ても練習参加に留まり公式戦の実績が乏しいという事は、選手自身の成長・将来的な面においてマイナスに働くことが考えられます。
そして、現状多くの留学生が勘違いしているのが、スペイン語学習についてです。
サッカー留学をする上で、トレーニングに重点をおいて、語学学習がおざなりになっている人が多くいます。
確かに、トレーニングにおいてスペイン語を完璧に理解できていなくても、周りの様子を見て練習を「こなす」事はできます。しかし、スペインで成長し、掲げる目標を達成するためにはスペイン語学習は欠かせません。
それでは、プロサッカー選手を目指してそれが達成できなかった時、思ったようにいかなかった時…、そんな時に留学生はどうなるのでしょうか。
彼らにはサッカー選手としての可能性も多く残るでしょうが、サッカー以外の世界にも可能性を見出すことができると考えています。
サッカー選手として一生懸命取り組む中で、異なることに興味を持つことは決して悪いことではありません。そんなときのことも踏まえて、サッカー留学・海外挑戦を考えてほしいと思います。
FútbolChatの提案
FútbolChatでは将来的にスペインのマドリッドでサッカー留学サービスの提供を目指しています。
そこでは、責任を持って選手1人1人の人生と向き合っていきたいと考えています。
選手がサッカー留学を考えたその瞬間の熱量に寄り添いながらも、その選手の将来を客観的に見て、いくつかの選択肢を準備してサポートしていきたいと考えています。
プロサッカー選手になることだけがサッカー人生の全てではありません。
さまざまな形でサッカーに携わることは可能ですし、サッカーから離れた人生も一つの選択肢としてあります。
昨今では、あまりにも「プロサッカー選手」になるということに子供も大人も躍起になっている印象を受けます。
日本人サッカー選手が海外でより活躍するようになってきたからこそ、風潮に流されるのではなく、その選手自身の人生を冷静に一緒に考えてみませんか。
※随時、無料相談を受け付けています。
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