スペイン語の大きな特徴
スペイン語はスペインだけに限らず多くの中南米でも公用語とされ、多くの国・地域で話されている言語です。そのため、スペイン語を学ぶことで多くの人とコミュニケーションを取ることが期待できます。
しかし、日本の学校教育課程では、外国語といえば英語が主流です。
そして、その英語とスペイン語を比較したとき、スペイン語の大きな特徴は2つあります。
その一つが動詞です。
英語の場合、動詞の活用は4つです。
「原形」「過去形」「過去分詞」「現在分詞」です。
そして、動詞の活用の種類は、「規則活用」あるいは「不規則活用」の2種類です。
一方でスペイン語の場合、動詞の活用がたくさんあります。
まず「直説法」「接続法」「命令法」と分かれ、直説法の中に「現在形」「点過去」「線過去」「未来形」「過去未来形」があり、接続法の中に「現在形」「過去形」があります。また、これらと同時に「過去分詞」「現在分詞」もあります。
さらにさらに、英語では2つしかなかった活用の種類も、スペイン語の場合「規則活用」で3種類、その規則活用の中でも不規則活用が存在し、もう一つ完全なる「不規則活用」をする動詞があります。
何が言いたいかというと、「スペイン語は動詞の活用がメチャクチャ多いよ」ってことです。
これはイタリア語やフランス語にも言えることですが、あくまで「英語と比較してこう言う特徴がまずありますよ」と言うことです。
正直勉強してるとこんな感じになります。
とりあえず始めよう!
ただ、発狂していても何も変わらないので、とりあえずどんなもんなのか見てみましょう。
スペイン語の動詞の活用では、後ろの赤文字部分が変形していきます。
動詞を見つけたら、その後ろ2文字を見てみましょう。そうすると、動詞の活用を思い出しやすくなります。
ただし、あくまで「思い出させるため」です。考えることなく、活用がパッと言えるように何回も声に出して読んでみましょう。
とりあえず今回は次の3つの動詞を見ていきましょう。
- hablar : 話す
- comer : 食べる
- vivir : 住んでいる
ここではあえて、主語は日本語のみとさせていただきました。
スペイン語の場合、主語を省いて話すことがほとんどです。なぜなら、動詞の活用を見れば誰がそれをしているのかがわかるからです。
なので、「誰が何をする」と頭に思い浮かべながら繰り返し声に出してみましょう。
反復練習
hablo-hablas-habla-hablamos-habláis-hablan、hablo-hablas-habla-hablamos-habláis-hablan、hablo-hablas-habla-hablamos-habláis-hablan・・・
こんな感じでとにかくイメージしながら、どんな主語が来てもパッと活用できるように声に出して練習してみましょう。
これがスラスラ言えるようになってきたら、そこに単語を増やしていきましょう。
例をいくつかここに出しておきます。
- contigo[コンティーゴ]:君と
- conmigo[コンミーゴ]:私と
- con él[コン・エル]:彼と
- de fútbol[デ・フッボル]:サッカーについて
- de trabajos[デ・トラバホス]:仕事について
- sobre la familia[ソブレ・ラ・ファミリア]:家族について
- por la mañana[ポル・ラ・マニャーナ]:午前中に
- por la tarde[ポル・ラ・タルデ]:午後に
- en una cafetería[エン・ウナ・カフェテリア]:あるカフェで
- en un parque[エン・ウン・パルケ]:ある公園で
- en casa[エン・カーサ]:家で
例えば、「(自分が)話す、君と」であれば、“Hablo contigo“、「(自分が)話す、君と、あるカフェで」なら、“Hablo contigo en una cafetería“といった感じに慣れてきたら文章を広げていくと楽しいかもしれません。
今回はとりあえず、活用をスラスラ言えるように、声に出して反復するところから始めることを目指しましょう。