サッカー

2023/09/20 (水)

ラージョの本日の活動内容

(グラウンド)

  • 2人組のウォーミングアップ
  • ボール保持(2つの四角)
  • ボール保持(3つのゾーン)
  • ⇒2×3ゾーン/4×ゾーン
  • 条件付きのゲーム
  • ゲーム

今日は、ものすごく基本的なウォーミングアップから練習を始めました。2人組になり、ショートパスや1対1の体向きのトレーニングを行いました。時間としては、10分未満です。

次に、ボール保持を行いました。
このボール保持のメニューは、2つの四角形を用いて行います。大きな四角形の中に小さな四角形が中央に描かれているオーガナイズです。小さなな四角形の各辺に1人ずつ守備の選手を置きます。そして、小さな四角形の中には攻撃側の選手を1人置きます。残りの7人は、大きな四角形と小さな四角形の間のスペースにポジションを取ります。
攻撃側は、中央にある小さな四角形の中にいる選手へパスを通し異なる選手へパスを繋げることを目指します。
一方で、守備は各辺上を動き中央にパスを通さないようにします。これがこのメニューでの目的です。

次に、ボール保持ですが全く異なるオーガナイズで行いました。
まず縦長の長方形を準備します。それを縦に3分割します。各ゾーンに2人ずつ選手を配置します。3つのゾーンの真ん中のゾーンにいる2人の選手が守備の選手です。各ゾーンの選手はそれぞれのゾーンから出ることはできません。
攻撃側は、反対側のゾーンにいる2人の選手にパスを通すことを目指します。守備側は、それを防ぐことを目指します。
この後バリエーションとして、各ゾーンに4人の選手を配置して行いました。オーガナイズとトレーニングメニューの進め方は全く同じです。

このトレーニングメニューを終えたのち、条件付きのゲームへと移りました。今回条件付きのゲームは、片方のチームが中盤で守備ブロックを形成し、もう片方のチームがそれに対して攻撃をする形で行いました。
ここでのポイントは、守備側が相手チームのパスを中央に通させないことです。
またこれに伴い、選手たちにプレー強度を求めました。具体的に言うと、ボールを奪いに行く時にはスプリントすることを強調して伝えました。

最後に質問です。

今日のラージョの練習全体の目的とテーマは何だと考えますか?

今日の練習の目的は、ボールを保持しながらゴールを目指すチーム(Juego combinativo: コンビネーショプレー)に対しての守備をトレーニングすることです。そして、練習全体で意識していたテーマは、相手のパスコースを塞ぐと言うことでした。

今週末の対戦相手であるレガネスBは、コンビネーションプレーとダイレクトプレーの両方を使うチームです。この2つの攻撃を使い分けるような場合、相手の攻撃を「Mixto(ミックス)」と定義します。もちろん、ミックスの中にもコンビネーションプレーをより多用するチーム、ダイレクトプレーをより多用するチーム、ほぼ全く同じ割合で使い分けるチームとあります。相手の特徴を簡潔に伝える手段として、これらの言葉を用います。

レガネスBはミックスの中でもダイレクトプレーの方が比較的割合は高いですが、中盤に良い選手が集まっているので、コンビネーションプレーをしてきた時には、非常に危険です。そのため、今日の練習では、これに対する対策となるトレーニングを行いました。

本日のモラタラスの活動はなし

午後の活動内容
  • 今週末のモラタラスの対戦相手の試合映像分析
  • 試合映像の切り取りと資料作り
  • 明日の自チーム分析の映像作り

午後は、早急に終わらせなければいけない作業に時間を使いました。

本来、遅くとも今日の午前中までに作っておきたかった今週末のモラタラスの対戦相手の資料と映像切り取りが終わっていませんでした。実際、第一監督から催促の連絡も入りました。

今シーズンは昨シーズンとは異なり、2チームで分析官をしています。まだまだ時間の使い方にムラがあり、余裕を持って作業に取り組めていません。今後の改善点と言えます。

今週の対戦相手の第1節の試合は見終わったいたので、第2節の試合を見て、その後資料作り、映像の切り取りと作業を進めました。

また、明日は第一監督が、自チームの問題点を示した映像を選手たちに見せたいと言うことで、その映像の準備をしました。

既に、第一監督からいくつかの切り取り映像が送られてきており、それをまとめてタイトルをつけたりすることが今回の作業です。
今週末の対戦相手に関する資料と映像をウェブアプリに挙げている間に、この作業をしました。

今週は、対戦相手の分析と切り取り映像にかなりの時間をかけてしまいました。時間のある時にどんどん試合を見ていかないと、作業が追いつかないので、この反省を活かして来週末の試合相手の分析も進めていきます。

今日の反省点

最後に、今日気づいた反省点について話します。
ラージョの練習を終えて、スタッフで話している時の話です。
第一監督が急に私個人に対して、次のような質問をしました。

明日の練習では何をするべきだと思う?

この時、咄嗟に出た答えは、後々ゆっくり考えた時とは異なるものでした。対戦相手の分析の目的は、試合におけるより良い解決策を見つけることです。そのためには、まず相手がどのようにプレーするのかを知ることが大事です。ただし、そこで考えることをやめてはいけません。相手のプレーに対して、どのような解決策を準備するのか、その準備のためにはどのようなトレーニングが必要なのかまで考えなくてはいけません。
監督から突然質問を受けても、すぐに答えられるように常に準備しておかなくてはいけません。

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