サッカー

2023/09/15 (金)

ラージョの本日の活動内容

(グラウンド)

  • フィニッシュを含む技術トレーニング
  • ボール保持
  • フィニッシュのトレーニング
  • ダブルボックスのゲーム

今日のトレーニングは、ミニゴールを使った技術的トレーニングから練習を始めました。今回は、これをウォーミングアップとして行いました。

その後、10対10+1フリーマンのボール保持のトレーニングをしました。スペースを広く使い、素早くプレーすることを求めました。

次に、フィニッシュのトレーニングを行いました。このメニューでは、サイドチェンジをしてからクロスを上げフィニッシュまで至る形を2つのパターンで繰り返しトレーニングしました。

フィニッシュのトレーニングの後は、ダブルボックスのゲームをし、今日の練習を終えました。

金曜日、多くのチームにとって週の最後の練習となる日は、基本的に今日のラージョのような流れ練習を行います。1つの目安として流れを下記に示します。

  1. ウォーミングアップ
    (ロンド•ゲーム感覚の遊びのあるトレーニング)
  2. ボール保持
  3. フィニッシュ
  4. ダブルボックスのゲーム
  5. ※セットプレー

⑤のセットプレーについて少し説明します。

先ほど述べたように”多くのチーム”が金曜日が週の最後の練習日になると言いました。
週の最後の練習、つまり試合に最も近い練習日は、練習全体の負荷を減らす必要があります。
これは、だらだらと練習することを言うわけではありません。持久力や連続したスプリントを含む高負荷なメニューを避けると言うことです。フィニッシュのトレーニングの中にスプリントはあっても、その後休憩する時間を十分に取れるようにすることが一つの例です。

もう一つの例が、セットプレーです。
セットプレーは、比較的プレーに連続性のない、一度のプレーで終わる局面です。また、セットプレーのトレーニングには基本的に多くの説明が伴います。集中しているとは言え、選手たちに体を休める時間を与えることができます。
そのため、週の最後の練習には最適なメニューとなりうるのです。

でも、今日のラージョの活動内容にセットプレーはなかったよね。それはどうして?

ラージョBは今週のリーグ戦が日曜日にあります。そしてラージョBの場合、試合前日である土曜日も練習するため、金曜日が週の最後の練習とはなりません。
つまり、明日土曜日にこのセットプレーの確認を行います。

また、先ほど紹介した例ではセットプレーが最後のメニューになっていました。
しかし、監督によっては確実にセットプレーの練習時間を確保するために練習の最初にセットプレーをおくこともあります。

例えば、セットプレーを練習の最後においた時に、その前の他のメニューで「もう少しこのメニューをやりたい」といったことはよくあります。他にも想像していた以上にメニューの説明に時間がかかってしまうこともあります。これらのことが繰り返された場合、セットプレーの時間が少なくなるもしくは残っていない場合があります。
特に、グラウンドの使用時間が厳格に決められている場合、練習時間を引き延ばすこともできません。

以上ことから、セットプレーを練習の最初に行うことも一つの手段です。

午後の活動内容
  • モラタラスの次の対戦相手についてのビデオ作成

木曜日と金曜日は、ラージョとモラタラスの練習の間の時間が少なく、家に戻る時間がありません。なので、ラージョの施設内にあるカフェで昼食を摂り、そのまま少し作業をしてきました。

今日の作業内容は、モラタラスの次の対戦相手についてのビデオ作成です。
本来、木曜日に終わらせておきたい仕事でしたが、ラージョの対戦相手の試合映像が新たに手に入ったり、先週の試合映像に急遽目を通さなくてはいけなくなったりとバタバタしてしまい、終わらせることができていませんでした。

実際、今日改めてビデオを選手たちに見せる前日までに映像を完成させておく必要があるなと痛感しました。

と言うのも、昼食を終えビデオの編集も終え、後は編集したビデオを書き出すだけとなったところで問題が発生しました。ビデオで書き出せないのです。私は、ビデオ作成のためにFINAL CUTプロを使っていましたが、今日に限って書き出しができませんでした。こんなことは初めて、どのように解決するのか、試行錯誤しているうちにモラタラスの練習に行かなくてはいけない時間になっていました。
最終的に、モラタラスのグラウンドに着いて、他のスタッフが練習の準備をしている間に、何とかビデオの書き出しをすることができました。

不足の事態に備えるためにも、期日の1日前までには遅くてもビデオを完成させておくと言う至極基本的なことを改めて学びました。

ただ、そのためには他の作業も少しずつ前倒しで取り組んでいく必要があります。対戦相手の映像分析、分析した結果を書面で提出、分析中のメモをもとに映像の切り取り、それを編集してビデオ作成、ビデオ作成にあたってスタッフ陣との相談、これらのことを2チーム分行うので、1つの作業を怠れば、ドミノ倒しのように作業の終わりがずれ込んでしまいます。

計画に余裕を持って取り組めるように頑張ります。💪💪

モラタラスの本日の活動内容

(グラウンド)

  • ウォーミングアップ•ロンド
  • セットプレー
  • フィニッシュのトレーニング
  • ビルドアップと前進
  • ダブルボックスのゲーム

(ロッカールーム)

  • ビデオ

モラタラスの本日の練習の流れを見ていただければわかると思いますが、先ほど話した内容とほぼ同じです。

セットプレーは止まっている時間が長いとは言いますが、キッカーはロングボールを蹴ることになりますし、守備側は遠くへクリアボールを蹴らなくてはなりません。これだけではありませんが、セットプレーの質を上げる、選手たちの怪我を防ぐと言う意味でも事前にウォーミングアップは行うべきです。

セットプレー後に行った今日のフィニッシュのトレーニングは、攻守の切り替えの要素を含むものでした。1対0から始まり、1対1、1対1と連続して1対1を行うバリエーションと、反対のゴール側にいる選手から反対のゴール側の選手へ対角線のロングパスを出し、3対2、3対3を行うバリエーションの2つのフィニッシュのトレーニングをしました。

バリエーション①

バリエーション②

その後は、以前行ったこともあるメニューをしました。それは、常にゴールキックからのプレーの再開で始め、ボールが外に出たら、守備チームの待機していたセンターバックの選手がボールを持ち出し攻撃をします。つまり、2つのプレーがあります。

ゴールキックからのプレー再開とプレー中の攻撃の確認と中盤•低い位置での守備ブロック+ペナルティエリア内の守備、全ての局面について一通り確認します。もちろん、この時のプレー強度は試合と同等のものを目指します。

最後にダブルボックスのゲームをして練習を終えました。
全体的にフィニッシュの要素が多く含まれていた練習内容だと思います。フィニッシュと言っても、さまざまな状況からフィニッシュへと至ります。また、フィニッシュと言った攻撃のトレーニングをする以上、それに相対する守備の局面が存在します。
攻撃のトレーニングメニューを考える際には、どのような守備をしてくる相手に対して攻撃をするのかをイメージすることが大事です。

今日のモラタラスの活動は、練習後ストレッチを終えたのちに、ロッカールームへ移動してビデオを見ながら週末の対戦相手について選手に説明して終わりました。

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