*ラージョの本日の活動はなし
試合映像の分析(アトレティコマドリッドJuvenilB)
モラタラスJuvenil Aの今週末の対戦相手は、アトレティコマドリッドJuvenilBです。
一般的にスペインでは、JuvenilCがユース1年目の選手で構成されるチーム(今シーズンの場合2007年生まれの選手)、JuvenilBがユース2年目(2006年生まれの選手たち)、JuvenilAがユース3年目(2005年生まれの選手たち)のチームとなります。もちろん、この中には飛び級をするような選手もいます。(※一方で2005年の選手が2006年のチームに入るような飛び級とは逆の形はほとんどありません。)
ただし、アトレティコマドリッドJuvenilBの場合、このチームはユース1年目の選手たちで構成されます。つまり、今週末のリーグ戦はユース1年目のチーム対ユース3年目のチームの対戦となります。
去年も同じリーグで対戦しましたが、今シーズンのアトレティコマドリッドJuvenilBは身体的資質が去年に比べて高く、非常に競争心の高いチームです。ただし、去年はスペイン世代別選手が4人いましたが、今年はそこまでのタレント性を持った選手はいないように見ています。
既にこれらの情報は昨日スタッフ陣に話してはいますが、今日の活動はより具体的な情報を映像とともにスタッフ・選手に紹介するための準備です。
非常にアナログなやり方ですが、試合を見ながらメモを取っていきます。そして、それをもとに映像を切り取っていきます。今日はこの作業に加えて、パワーポイントで資料の準備もしました。
これらの作業をする時に私が意識していることは次のことです。
- できるだけシンプルにわかりやすく伝えること。
- なぜ相手がそれをしてくるのかという理由を考えること。
- 相手の戦術・アクションに対してどのような解決策を、それが有効的だと考える理由も含めて考えること。
スタッフや選手から質問をされた時に、答えられるように試合映像を見る過程からいくつかのことを考えています。
参考までに、私がどのようにメモを取っているのかを1枚の写真とともに簡単に紹介します。
(グラウンド)
- 技術的トレーニング(パス&コントロール)
- ボール保持(2グループ)
- ボール保持
- 条件付きのゲーム
(ミニサッカー場)
- フィジカルトレーニング
今日のトレーニングのテーマは、攻撃でした。攻撃の中でも、高いレベルのリズムでプレーすることを目的として取り組みました。
高いリズムでプレーするとは、単純なパスやドリブルのスピードではなく、ボールの動きのスピードです。つまり、素早く判断してプレーすることです。
そのため、今日の練習では全体を通して、とにかくツータッチでプレーすることを強調しました。
一方で、ボール保持でフリーマンとしてグリッドの外でプレーする選手、試合ではセンターバックに当たる選手たちにはプレーの方向付けをしないことを強調しました。なぜなら、守備側の目的は相手のプレーを限定・制限して方向付けしボールを一定のスペースに追いやることだからです。ボールを受ける時に行きたい方向や一方向に体を向けるのではなく、プレッシャーを受けていない状況では体の正面にボールをコントロールし、方向付けしないよう説明しました。
トレーニングの感想としては、選手全体の取り組みは良かったと思います。ただし、ボール保持までは素早くプレーすることができていましたが、最後の条件付きのゲームでは、スペースがあると必要以上にドリブルしてプレーのリズムを下げてしまっていました。これには、守備側のプレッシャー強度にも問題があったと考えます。2つの側面から今後も繰り返しトレーニングしていく必要性を感じました。
今日は、昨日までの大雨の影響でグラウンドの一部が使えなかったので、本来練習の最初に行うフィジカルトレーニングを練習の最後に行いました。フィジカルトレーニングは、フィジカルコーチの指示のもと行います。4つのグループに分かれて、各グループ内でいくつかのエクササイズ・筋トレを行いました。
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