(グラウンド)
- ウォーミングアップ(ボールを使ったコーディネーショントレーニング+技術的トレーニング+ボール保持【3グループ】)
- ボール保持(2グループ)
- 条件付きのゲーム
(ロッカールーム)
- キャプテン決め
今日はまずボールを使ったコーディネーショントレーニング+技術的トレーニングで合計約15分、その後ボール保持のメニューで15分、合計約30分でウォーミングアップを行いました。
今日の練習の全体でのテーマは、昨日のモラタラスJuvenilAと同じように、少ないタッチ数で素早くプレーすることでした。さらに言うと、ボールを奪った後に素早くボールを保持するためのアクションの改善を目的として行いました。このアクションを”pase de seguridad” (パセ・デ・セグリダッド)、日本語に訳すと「安全なパス」と呼びます。
守備から攻撃への切り替えの局面では、この「安全なパス」と「カウンターアタック」の大きく2つのアクションに分けてプレーの判断をします。
安全なパスの練習のトレーニングをするために、今回はボール保持を3チームで行いました。1チームはグリッドの外側でフリーマンとしてプレーし、残り2チームはグリッド内でプレーします。今日のメニューでは4対4+4フリーマンでした。つまり、ボールを持っているチームはフリーマンを含めて8対4の状況でボール保持をします。
このトレーニングで大事なことは、ボールを奪ったあとです。ボールを奪った後に、外側にいるフリーマンと共にプレーし、素早くボールを奪ったスペースからボールを出すことを求めます。これが安全なパスにあたります。
次の条件付きのトレーニングでは、11対11の2チームに分け、それぞれのチームに役割と目的を与えてトレーニングをしました。仮に、チームAとチームBとします。
チームAは、自陣で1-4-4-2の守備ブロックを形成します。プレーの目的は、ボールを奪ったら素早く相手ゴールに攻めること、つまりカウンターアタックを実行することです。一方で、チームBは常にハーフウェーライン付近のセンターバックがボールを持った状態からプレーをスタートし、相手コートで常にプレーします。このチームBの目的は、ボールを保持しながら相手ゴールを目指すこと、そしてボールを奪われたら即時奪回を目指しボールを保持しながら同様にプレーすることです。
ボールがゴールラインやタッチラインを割ったら、チームBのセンターバックからスタートします。両チームの役割は、時間で交代します。
今日のトレーニングの目的を思い出してみて下さい。
少ないタッチ数で素早くプレーすること。さらに、ボールを奪った後に素早くボールを保持するためのアクションを実行することをを目的とする。(安全なパス)
以上のことから、どちらのチームにトレーニングの目的を置いているかがわかるかと思います。
チームBです。
練習全体の目的に加えて、ボールをどのように前進させていくのかについても、条件付きのゲームの中で説明をしました。主に、いきなり前進するためのパスを通そうとするのではなく、最終ラインでボールを動かしながら、相手のフォワードが飛び出してきた時に生まれるスペースを活かして前進のパスを通そうとすることを説明しました。
練習終了後に、ロッカルームで選手投票によりチームキャプテンが決めて、今日のラージョの活動を終了しました。
モラタラスの本日の活動はなし。
- 明日の相手分析動画の準備
- 個人分析の資料探し
- ラージョの試合映像分析
思った以上に、明日選手たちに見せる分析動画の作成に時間を使ってしまいました。
そのため、個人分析の資料探しとラージョの試合分析を全て終えることができませんでした。
個人分析の資料探しとして、今日見た動画はFA CUPのブライトン対リバプールの前半です。今回の個人分析のテーマは下記のものになります。
- ロングボールに対しての最終ラインの選手の体の向きとポジション取りの調整
- ビルドアップ・前進におけるセンターバックのドリブルの判断基準
- 守備ブロックを形成する時の中盤の選手のスプリント強度の例
いくつかの試合を見て、選手たちの納得のできる資料を準備できるようにしていきます。
残りの時間でラージョの前回の試合を少し見て今日の午後の活動を終えました。
今回の記事がいいなと思ったら、👍ボタンをよろしくお願いします。