サッカー

2023/09/09 (土) 活動内容

ラージョの本日の活動内容

リーグ戦第1節vs パルラ(A.D. Parla)

  • 結果:1対1(引き分け)

リーグ戦初戦の相手は今シーズンから、このリーグ(3ª federación【テルセーラ•フェデラシオン】: 実質スペイン5部リーグ)に戻ってきた「パルラ」と言うチームでした。

相手チームの試合を通じての印象は、非常に競争心の強いチームということです。
常に選手同士が声を掛け合ってコミュニケーションを取り続けていましたし、ベンチからもよく声が出ていました。チームとしての戦い方は、自チームとは異なり、直接的に相手ゴールを攻める”ダイレクトプレー”でしたが、あくまで”コンビネーションプレー(ボールを保持しながら相手ゴールを目指す戦い方)”も”ダイレクトプレー”もサッカーをプレーするための手段の一つです。
用いる手段が異なってたとしても、私は、今回の相手チームは良いチームだったと考えています。

試合内容を総括すると、自チームはとても苦しめられました。相手チームは、守備の局面では常にマンマークで守備をします。例えば、自チームのウイングの選手がタッチラインからフィールド中央に移動すれば、その選手をマークしているサイドバックの選手はその動きに付いて行きます。

このような守備を相手チームの全ての選手が行います。また、冒頭に話したように相手チームは非常に競争心の高いチームです。プレッシャーの強度も非常に高いものでした。

このとき、なぜ自チームは相手の守備に苦しめられたのか?
これについて話します。

マンマークの状況、ほぼ1対1の状況だから個人のレベルが相手より劣っていたのか?
私はそうは思いません。
では、なぜ苦しめられたのか?

これには大きく2つの理由が考えられます。

  1. ポジションチェンジなどの選手のオフ・ザ・ボールの動きが足りなかった。
  2. 少ないタッチ数で素早くプレーすることができなかった。

マンマークをしてくるチームに対しては、ポジションチェンジは非常に有効です。ポジションチェンジなどの選手の動きの目的は、スペースを生み出すことです。

もう一度先ほどの図を見てみましょう。

ボールを持っているチームの1人が本来のポジションから移動することで、マンマークを行う相手選手は本来守るべきスペースを離れることになります。
この時、スペースが生まれます。
このスペースを異なる選手が使う時、必然的にポジションチェンジが起こります。

ただし、スペースを活用したとしてもそこにも相手選手は付いてきます。
では何をしなければいけないのか?

少ないタッチ数で素早くプレーすることです。
(=ボールを相手の選手より素早く動かすこと)

もしボールをたくさん触ってプレーしてしまえば、相手の強度の高いプレッシャーを受け続けることになります。

次に、少ないタッチ数で素早くプレーするためには何が必要でしょうか?
ボールを受ける選手がワンタッチでパスできる位置に、味方選手がポジションを取ることです。(今週練習したことの1つ)

試合を通じて、この2つのアクションを連続して行うことができなかったことが相手チームの守備に苦しめられた理由と考えています。

ラージョBは、昨シーズンまで前監督とダイレクトプレーでリーグ戦を戦っていました。私を含めた新しいスタッフ・監督が来てから約1ヶ月コンビネーションプレーに取り組んできました。なぜなら、それが現監督の哲学•考え方だからです。

自チームの選手の中には、ラージョのトップチームの練習に参加したこともある選手たちがいます。個人のレベルは低くはありません。ただし、まだコンビネーションプレー、ボールを保持しながら前進することに苦戦しています。

スタッフとも話しましたが、リーグ戦は始まったばかりです。我慢強く続けていくしかありません。もしクラブ側がそれを受け入れないのであれば、クビになるでしょう。ただし、今のところクラブ側からは何も言われていません😂

自チームとしては、ボールを保持する時間を増やすことで守備する時間を減らすという考えを持っていますが、今日のようにボールを保持することに苦戦する試合では守備にも問題が見受けられました。

プレッシャーの強度、選手間のコミュニケーション、守備の基本的なこと、これらのことは練習の中で個々人にも話しかけながら改善していく必要があると考えています。

私個人としては、2年ぶりに現在のリーグでチーム活動をします。モラタラスのトップチームは3年前にこのリーグに所属していました。その頃に比べると、リーグ全体レベルが上がっており、プレーシーズンから今日までチームとして良い準備ができてきたと思っていましたが、それが現在リーグにふさわしいかどうか疑問でした。

結果、取り組んできたことの成果が出たところ、出なかったところがありました。今後も各試合に向けて良い準備ができれば、良い結果につながると考えています。スタッフ、選手一同、我慢強く取り組んでいこうと思います。

モラタラスの本日の活動内容

リーグ戦第1節 vsアトレティコB (AtléticoB)

  • 結果:1対1(引き分け)

今週のリーグ戦はラージョと試合時間が重なり、ビデオ撮影の責任を取るホームでのプレーをしたラージョを優先したため、モラタラスの試合には行けませんでした。

前半終了、試合終了のタイミングで現地にいるスタッフから経過報告を聞き、試合終了後に試合の感想を少し聞きました。

スタッフが口を揃えて伝えてくれたことは、
「今日の試合は競争心のレベルで言えば自チームはトップレベルだった」
ということです。

最終的に最後のプレーで相手にPK(ペナルティキック)を与えてしまい引き分けになりましたが、非常に良い感覚を持って試合を終えることができたようです。

おそらく明日には相手チームから試合映像が届くので、楽しみに待ちたいと思います。

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